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Channel: ~Mind of Liberty~
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暖かさに身体の緊張がほんの少しだけ和らいだ。 少しずつ、でも、確実に春の訪れを感じる。 いつも通る道の脇にある小さな公園。 そこは、桜が有名な場所なのだけれど、 この陽気に誘われて一足早く梅の花が咲き始めた。 足を止めると春の香りがその一帯に漂っている。 暦の上では春だけれど、命の息吹を目で楽しむことのできる春がすぐそこまで来ている。

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月に祈る

月の光に癒された。 満月だと眩しすぎて照れてしまうから、今日のような明るさがちょうどいい。 ちょっとだけ自分の感情を白い息に乗せて吐き出すと、月に照らされたそれはゆっくりと舞い上がり月へと旅立っていった。 月の裏側はどうなっているのかはわからないけれど、向こうの世界のうさぎかカニが今の気持ちをわかってくれている。 二度と戻らない、この瞬間の月明かり。 体に刻み、活力にかえる。

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そういうものだろ、仕事っていうのは

私の好きな作家の一人に『重松清』がいる。 教育、家族、生死をテーマに多くの作品を世に送り出している。 タイトルにある小説を見つけたのは最近だった。 著者は重松清だけではなく、石田衣良、津村記久子らと競作。 働くことは生きること。 世界とつながること。 帯にはそんなキャッチコピーが書かれていた。 仕事は多忙を極めていた時期ではあったが、読まずにはいられなかった。 『ホームにて、蕎麦』 重松清...

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歩き出す、春

ようやく訪れた2011年の春。 きっと、このミノムシはフワフワの桜に囲まれて春を迎えたかったんだろう。 自ら歩みを進め、ここから花咲き、羽ばたこう、と思っていたのだろうか。 春は来てくれるんじゃない。 毎日、時間を消化するだけで生きていたとしても、次の春の時間になる。 でも、それじゃあ、面白くないだろう?...

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台風

本格的な台風シーズンになった。 様々なものを壊し、洗い流してしまう象徴だが、 台風一過 濁流跡には新たな命が芽吹く。 4年前、 大きな台風ではなかったが、小さな命が誕生した。 また、一年たったんだね。 今年も君の物語をみせておくれ。

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記憶

先日、5年ぶりに友人会った。 『久しぶり』 という言葉よりも先に握手を交わしていた。 いつからだったか正確には覚えていないが、おそらく30歳を越えた頃から握手をするようになった。 意味を考えて握手をしている訳ではない。 ただ、日常では、何をするにも手を使う。 朝、目覚ましを止める瞬間から、 夜、眠る前に携帯電話を枕元に置くまで、 一日一日の生活が手の中には、ある。...

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寝ぼけた蝉が鳴いている。 カナカナカナカナ ヒグラシ、か。 蝉と言えば ジージージー、ジジ だった。少し前までは。 子供の頃、我が家の近辺ではアブラゼミが多く、ヒグラシは声は聞こえども捕まえることができない稀な存在だった。 アブラゼミより、ヒグラシの方が風情があると思う。 声を聞くだけで、打ち水をしたような清涼感を得られる。 ヒグラシの声を聞きながら床につく、こんな熱帯夜があってもいい。

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祈り

普段、あるはずのものがなかったとき困ることもあるけれど、だいたいはどうにかなる。 寝る前に飲むワンショットのウィスキー。 喉の調子が良くないため、しばらく禁酒している。 飲みたいと思うことはあっても、飲まずにいてもどうってことはない。 普段、いるはずの人がいないとき、どうしようもなく寂しくなる。 いつもの部屋で独りぼっち。 寂しさに耐えられなくなってきている。...

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実り

実家は兼業農家。 様々な野菜と果物、そして家族で食べる分の米も作っている。 今年も恒例の稲刈りを手伝ってきた。コンバインをバビュンと走らせ、畑では最速の軽トラを転がし、一俵ずつ担ぎ上げ自宅へ持ち帰る。暑過ぎる夏は害虫を発生させ、質・量ともにあまり良いとは言えなかった。 しかし、苦労して籾から苗床をたて、田植え、稲刈りを行うとどんな出来であってもおいしいものだ。...

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恒例

本格的な冬が迫るこの時期、実家の手伝いも本格化する。兼業農家である我が家では、秋の味覚『柿』の収穫が最盛期を迎える。ほんのり色づき始めた山々を彩る小さな、そして大切な色を添える柿。 複数ある柿畑の中の一つにある『大和柿』と『愛宕柿』をちぎる。 本業では肉体労働をすることは少なく、この手伝いだけはとにかく体を使うため気が進まない。...

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